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「バナナの皮はなぜ滑るか」 日本の研究者イグ・ノーベル賞受賞  [サイエンス]

今年も日本の研究者が「イグ・ノーベル賞」(物理学賞)を受賞。

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日本人のイグ・ノーベル賞受賞は8年連続だとか。


 ユーモアで笑わせた後、なるほどと考えさせる研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の2014年授賞式が18日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれ、物理学賞にバナナの皮の摩擦係数を測定して実際に滑りやすいと証明した北里大の馬渕清資教授ら4人を選んだ。

 日本人のイグ・ノーベル賞受賞は8年連続。

 人工関節の研究をしている馬渕さんは「痛みのもとになる摩擦を減らす仕組みはバナナの滑りやすさと同じだが、実際に滑りやすさを測定した学術的なデータはなかった」と研究の動機を語った。授賞式でも実際にバナナや人工関節の模型を掲げ、研究内容を歌いながら説明し笑いを誘った。

 馬渕さんによると、バナナの皮の内側は粘液が詰まったつぶがたくさんあり、足で踏むとつぶれて滑る原因になる。バナナの皮の上を歩いた時の摩擦係数は通常と比べて6分の1しかないという。ほか3人の受賞者は北里大の酒井利奈准教授ら研究チームのメンバー。

日本経済新聞

授賞式は、毎年ハーバード大学で行われ、旅費も滞在費も自己負担。
スピーチでは笑いをとることが鉄則。スピーチ中に制限時間が近づくと、女の子が邪魔しに来るが、いろんな手段で彼女を買収して続けなくてはならない。らしい。(笑)



日本人はこの賞の常連でもあるので、過去どんなものがあったのか、独断と偏見でチョイスしてみた。(ニコニコ大百科より)

まずは、私がイグ・ノーベル賞の存在を知るきっかけとなったこんなもの。

「バウリンガル」 (2002年 平和賞)。
コンピュータによって自動的にイヌ語(犬の言葉)をヒト語(人間の言葉)に翻訳する機械「バウリンガル」。
種の間の平和と調和を促進したことに対しての受賞だとか(笑)

他にも。。。


「足のにおいの原因となる化学物質の研究」。受賞者が資生堂の研究員であることを考えれば当然の研究課題だが、「自分の足を臭いと思っている人の足は臭く、思っていない人のは臭くない」というかっ飛んだ結論が、この賞を企画する雑誌に大ウケした。(1992年、医学賞)

「『たまごっち』の開発により、数百万人の労働時間を仮想ペットの飼育に費やさせた業績」(1997年、経済学賞)

「床に落ちた食べ物への『5秒ルール(3秒など諸説あり)』の適用の科学的妥当性の検証」。地域・個人によって秒数はまちまちだが、結論は一瞬でも床に落ちたらアウト。そりゃそうだ。(2004年、公衆衛生賞)

止めようとすると逃げる目覚まし時計の開発で、多くの人々に生産的な時間を過ごさせた業績に対して。(2005年、経済学賞)


実に面白い。こんなユーモアやセンスが私にも欲しいものです。

ちなみに、山中 伸弥さんが2012年に生理学・医学賞を受賞したのはノーベル賞です。
間違う人はいないですよね。

そんな本家ノーベル賞の発表は毎年10月初め。2014年は、10月6日の医学生理学賞を皮切りに、7日に物理学賞、8日に化学賞、10日に平和賞、13日に経済学賞が発表されるようです。

今年は日本人の受賞があるのか?こちらも気になるところです。

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