軽減税率の議論はまさにダブルバインド [心理]
いま軽減税率を導入するか、しないかって話題なんだけど、そもそも消費税上げる必要あるのってこと。
介護、医療、年金等、社会保障の安定財源確保が目的で、海外に比べて日本の消費税は低い(消費税率が10%に上がったとしても、まだフランスやドイツの半分程度)から、、、と財務省の方々はいうけれど、、、
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/122.htm
でさらに 「国の借金は国民一人当たり800万以上の借金」 だなんてニュースで煽るわけですよ。
これが前提。
その昔、タマゴを乗せてお湯を入れて3分待つ。有名なインスタントラーメンのCMで 「あなたはタマゴをつぶす派、それともとっておく派?」 なんてのがありまして、
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「どっちかなぁ、私はすぐにつぶして食べちゃうなぁ。」とか「最後までとっておくかなぁ。」なんて考えてしまったら、、、
もうあなたはダブルバインドに嵌まってます。タマゴどころか、そもそも “そのラーメンを食べるということ” に対して NO というチャンスを逃してしまっているからです。
ダブルバインドのポイントはお願いしないこと。お願いしたら NO という反応が可能です。しかし頼まれてもいないことに相手は NO とは言えない。
つまり、今からお願いするのではなく、「それはもう決まっていること」という前提にしてしまう。
反発させずに、あること(A)をすることを受け入れさせたかったら、
1.Aすることは、お願いするまでもなく、もう決まっているという前提に立つ。
2.その上で、Aの具体的な仕方について、いくつか選択肢を提示する。
これです。
例えば、コンパの後でお気に入りの子がいたら、これからふたりで話す(A)ことは決まっていると考える。その上で、「飲みなおす?それともカフェでお茶する?」という具体的な選択肢を与えることで、これからふたりで話す(A)ことは、反発を受けにくくなるってこと。
うまいですなぁ財務省も。
さらに「マイナンバーカードで軽減税率分の消費税を還付する」なんていう抱き合わせ商法に加えて、いかにも無理っぽい案を出すアンカリングという認知バイアスまでも。その後、納得しやすい案を出せば、それならいいんじゃねって誘導しやすいですもんね。
そもそも日本の消費税と海外の消費税は仕組みが違うから、今の5%~8%が限界なんじゃないかという人もいますよね。日本の借金にしたって、これ↓が正論のように思うけどね。
国の借金1038兆円、国民1人当たり817万円で割る感覚がおかしい!一議員当たり1兆4,477億円
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kandatoshiaki/20130813-00027243/
でも消費税10%ないかもね。だって議員さんからしたら選挙で当選することが最優先だもん。↓
高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ 「消費税10%」まだ決まっていない 増税前提の還付議論に踊らされるな (2015/9/10)
http://www.j-cast.com/2015/09/10244848.html?p=all
もっと、先にやることあるでしょ。これ ↓ とか。
独身寮は月1128円…年金機構の宿舎は家賃も“常識外れ”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/167517
*出典
ダブルバインドの件は、石井裕之著「なぜ、占い師は信用されるのか?」から引用させて頂きました。
今すぐ使いたくなるコールドリーディングのテクニック満載です。面白いので是非読んでみてください。
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介護、医療、年金等、社会保障の安定財源確保が目的で、海外に比べて日本の消費税は低い(消費税率が10%に上がったとしても、まだフランスやドイツの半分程度)から、、、と財務省の方々はいうけれど、、、
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/122.htm
でさらに 「国の借金は国民一人当たり800万以上の借金」 だなんてニュースで煽るわけですよ。
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その昔、タマゴを乗せてお湯を入れて3分待つ。有名なインスタントラーメンのCMで 「あなたはタマゴをつぶす派、それともとっておく派?」 なんてのがありまして、
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もうあなたはダブルバインドに嵌まってます。タマゴどころか、そもそも “そのラーメンを食べるということ” に対して NO というチャンスを逃してしまっているからです。
ダブルバインドのポイントはお願いしないこと。お願いしたら NO という反応が可能です。しかし頼まれてもいないことに相手は NO とは言えない。
つまり、今からお願いするのではなく、「それはもう決まっていること」という前提にしてしまう。
反発させずに、あること(A)をすることを受け入れさせたかったら、
1.Aすることは、お願いするまでもなく、もう決まっているという前提に立つ。
2.その上で、Aの具体的な仕方について、いくつか選択肢を提示する。
これです。
例えば、コンパの後でお気に入りの子がいたら、これからふたりで話す(A)ことは決まっていると考える。その上で、「飲みなおす?それともカフェでお茶する?」という具体的な選択肢を与えることで、これからふたりで話す(A)ことは、反発を受けにくくなるってこと。
うまいですなぁ財務省も。
さらに「マイナンバーカードで軽減税率分の消費税を還付する」なんていう抱き合わせ商法に加えて、いかにも無理っぽい案を出すアンカリングという認知バイアスまでも。その後、納得しやすい案を出せば、それならいいんじゃねって誘導しやすいですもんね。
そもそも日本の消費税と海外の消費税は仕組みが違うから、今の5%~8%が限界なんじゃないかという人もいますよね。日本の借金にしたって、これ↓が正論のように思うけどね。
国の借金1038兆円、国民1人当たり817万円で割る感覚がおかしい!一議員当たり1兆4,477億円
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でも消費税10%ないかもね。だって議員さんからしたら選挙で当選することが最優先だもん。↓
高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ 「消費税10%」まだ決まっていない 増税前提の還付議論に踊らされるな (2015/9/10)
http://www.j-cast.com/2015/09/10244848.html?p=all
もっと、先にやることあるでしょ。これ ↓ とか。
独身寮は月1128円…年金機構の宿舎は家賃も“常識外れ”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/167517
*出典
ダブルバインドの件は、石井裕之著「なぜ、占い師は信用されるのか?」から引用させて頂きました。
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